【（仮称）森の広報部０期生フィールドリサーチ】林業家をたずねて

木根館のモニター企画「（仮称）森の広報部」のフィールドリサーチ。今回は部員以外にも一般参加枠が設定され、抽選でハズレやったけどキャンセルが出たとのことで参加させてもらった。

きょうの見学地は国道から林道に入ってすぐの山。

見学の間ず～っと、河内林業や今もいろいろ試行している施業のことなど熱く語ってくれた奥野さん。河内林業は、吉野林業と同じ１ｍ程の間隔で密植するんやけど、檜を真っ直ぐに育てるために、杉檜の混交密植というところが特徴でもあるとのこと。

下草が茂った90年生の杉檜の森。径が40cmを越えると買値が桁違いになるらしい。需要は少なくても他にない材を提供できる山にするのも一つの生き残りの道とも。一部もうちょっと間伐して、残ったとこと比べて育ち方の差をみようかとのこと。結果が出るのはいつなんやろ？？？

こちらは、10cmぐらいの太さの植樹して15年程の木。皆伐せずにまばらに残した大きな木の下に植えて2層の森に。だてあしに使うこれぐらの細い木はあんまり市場に出ないんで、そこそこいい値で取引されてるらしい。

谷筋の川は、小さな土管を埋めてコンクリートで舗装しておけば、大雨の時越流しても道が流されず、細い土管を塞ぐ土砂や木の処理なら簡単にできるとのこと。これは大橋(慶三郎さん)式作業道の極意らしい。

植樹して15年経ったんで、残していた大きな木を伐採・搬出するために、こちらの作業道も大橋式で施工しているとのこと

作業道を作っていてこんな切り株にぶつかると、撤去するのに何日もかかってしまう

山主さんの境界が、森の姿ではっきりわかる。右が奥野さんの山。

最後にちょこっと間伐体験

今の時期は、皮も簡単に剥ける（5月）